最終日、四ツ谷
関東ツアー最終日の10/14、まず泊めてもらっていたケンジ邸近くの公園に散歩に連れて行ってもらう。広大な敷地の豊かな緑の中、いい空気を吸いながらゆっくり歩く。ああ、こういうのを本当に英気を養うというのだよなあ。ありがたい。
さて、夕方、四ツ谷地域交流センターへ。今回の関東ツアー最終ライブは、すでに50年もの歴史があると言われるタンゴ愛好会「すいよう会」主催のミロンガ。PAを冬ぽんが提供してくれて大助かり。
前日もそうだったけれど、ここでも長年タンゴを愛し踊ってきたのだろう、と思われる人たちの姿があって。静かで落ち着いた、しかし「どれ、君たちは一体どんな演奏するのか、見せてごらん」というピンと張りつめた空気。その中で、その中へ、われわれのタンゴを放つ。一瞬の沈黙のような間の後、なんだかみんなが「うん」と頷いたように動き出す。なにかが了解され、文字通り「解ける」瞬間。そしてみんなの動きの「感じ」に注意を向けながら演奏。このあたりは何と言うか、「感じ」としか言えないもの。それでもやっぱり結局揺らしたりするんです、緩急すごくつけたりして、わはは。でもそれは決して奇をてらったりしているわけじゃ、ない。必然なのだ。だから前半終わったときに「すごく踊りやすいです!」なんて言ってくださる方がおられると途端に「ですかですか?でへへー。」単純です我々。
ここの皆さんはプログラムにも非常に興味を持っている。元々「すいよう会」がタンゴのレコード鑑賞会などから出発している、そんな歴史とも関係があるのかもしれない。踊っている人の中には曲間に、プログラムを取り出して曲を確認している人もいる。「曲が何であろうが関係ない、ただ踊れればそれでいいんだ」とは考えない人々の姿に、なるほどなあ。
後半頭はケンジ&リリアナのデモ。ここでも度肝抜く台風炸裂。そしてプログラムからは外れたピアソラ連発。タンゴの自由さが風のようにフロアに吹き込まれていく。
アンコール含めて4曲のデモの後、ミロンガ再開。前半に増して柔らかさと強度がぐぐぐと加わっていく感じ。拍手も次第に大きくなる。ツアー最後の1曲、アンコールは今回のツアーで初めてケンジ&リリアナのダンスなしのフェリシア。ありがとう、ケンジ&リリアナ。ありがとう応援し支えてくれたみんな。ありがとう関東のお客さん。そんな気持ちを込めて、乗せて。最後の音を強く弾ききって、われわれのツアーでのライブは終わった。
さて、終演後急いでバラシ、気づいたらさっきまで踊っていた人々は誰もいなくなっていた。ガランとしたフロア。まるで夢のような感覚。
そしてついに最終日打ち上げ。ついに焼肉、ホルモン。マッコリ+ビール!最高でした!
関東ツアー、最高でした。ほんとうにみなさん、ありがとう。何だか新しいことが色々始まりそうな予感がします。今後ともどうぞどうぞ、宜しくお願いいたします!
そ、ずん、ずんずん、ずんずんどっこ、タンゴ!
以上、文責谷本仰
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